小学校受験で国立小学校、そして茗荷谷駅といえば、筑波大学付属小学校、お茶の水大学附属小学校、東京学芸大附属竹早小学校の3校です。
国立小学校を受験する家庭の方はよくご存じの通り、受験の際は、何度か学校を訪問する必要があります。
私立小学校とは異なり、非常に訪問回数が多いです。
しかも、平日の昼間が多く、また時間もかかることもあります。
共働きサラリーマン家庭にはちょっと厳しいですが、「それでも学校に協力できますか?参加できますか?」と求められているようにも思えます。
(現に、親面接でも質問を受けました。)
さて、茗荷谷駅からお茶の水大学附属小学校方面に向かう途中、途中といっても、駅をでて数分ほど歩いたところに、非常に広大な更地ができていることに気づきました。
茗荷谷駅から徒歩数分の場所です。
ご存知の通り、茗荷谷駅近辺は非常に文教エリアですので、大型ショッピングモールが出店するとは考えにくいです。
また、駅からちょっとだけ離れていますので、JRでいうところのアトレなどの駅ビルができるとも考えにくいです。
建築計画の案内板がでていたので、のぞくと。。。。
なんと、中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画、とあります。
中央大学といえば、都心の後楽園や市ヶ谷にキャンパスがありますが、法学部は八王子の多摩キャンパスにあることは有名です。
都心回帰。
まさに、「都心」回帰です。
中央大学といえば法学部、その法学部が都心に移転するとなると、大学受験において注目を集めることは間違いないでしょう。
大学受験における法学部の序列、そして法学部に引きつられて大学全体の人気度にもひょっとしたら影響がでてくるかもしれませんね。
そういえば、理系大学の雄、東京理科大学も都市回帰の計画があるようです。さらに学部再編の動きもあるようです。
早慶などのマンモス大学と比較すると、学生数が少ないですが、私立大の理系を目指すのであれば昔から魅力的な大学のひとつです。
さて、話はガラリと変わりますが、大学入試改革の動きもあり、小学校受験や中学校受験でも、大学附属の学校の人気が非常に高くなってきています。
例えば、早稲田実業学校初等部や慶応横浜初等部などは、比較的にここ最近に開校した小学校ですが、早慶の大学人気もあり、小学校受験では「伝統校」または「進学校」という位置づけではありませんが、「大学附属」(正確には附属ではありませんが)という点で、非常に人気になっています。そして非常に高倍率です。
また、開校したばかりの東京農業大学稲花小学校も、今年で2度目の小学校受験でしたが、大方の予想を上回り前年以上の志願者数の増加でした。
東京農業大学への進学率はそれほど高くはなく、大学で外部受験をする生徒は少なくはないようですので、早慶とは単純比較はできませんが、それでも大学の付属系の小学校受験での人気は、非常に高くなっていることが読み取れます。
(ただ、ひょっとしたらこの表現は正しくはなく、ここ最近になって小学校受験に参加されるようになった家庭が、特に大学附属を主に志願されている、という流れなのかもしれません。)
大学の入学定員厳格化の件もありますので、推薦や内部進学の枠を広げる、という昨今の流れを考えると、現在の附属(系列)中高とは別に、さらに附属(系列)”小学校”をつくるような有名大学がでてくる可能性もゼロではないのかもしれませんね。
そして、新設の小学校がすぐに人気となり、結果、以前からあった中高学校も人気(偏差値が上昇していく)となっていく、と。
まさに早稲田実業の流れです。
母数を考えると、募集人数の少ない小学校は都心から多少遠くてもそれなりに人数は集まりそうですが、募集員数の多い大学はやはり都心のほうが強いでしょうね。
という意味では、大学の都心回帰というのはなかなか理にかなっているように思います。
そして、小学校の新設。
ただ、いま、小学校をつくるには、非常にお金もかかるし、いろいろな申請が大変みたいです。
数年後、どうなっているのでしょうか?ちょっと楽しみですね。
おしまい。
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