行動観察の重要性を感じる。
我が家では、小学校受験を意識しはじめた時、まずは幼児教室で以下のような分野の受講を開始しました。- ペーパー
- 絵画
- 制作(工作)
- 運動
大抵の幼児教室で、「総合講座」と「体操」などと言われている講座になるかと思います。
もちろん、幼児教室によって、進め方や方針は全く違いますので、単純には言えないですし、また、受験する小学校によっても、どの分野が重視されているかも違うので、どのように対策をしていくかは非常に難しいです。
幼児教室に通いだして、1~2か月ぐらいして、いろいろな入試資料(過去問含む)や受験本、ネットの記事などを読んでいくと、「行動観察」なる謎の分野が存在することを知りました。
行動観察?
まったく意味不明な分野でした。
ただ、少し調べてみると、子供の個性や性格が一番出やすい(アピールしやすい)分野ではないか?と思いました。
ペーパーは、単純に、問題が解けるか、どうか。
絵画は、少し個性がだせそうですね。そして、これは時間をかけて磨くしかない。
制作、これは手先の巧緻性を磨くのみ。
運動。これも、サーキット重視であれば、センスがでやすい部分です。ただ、ある程度は経験でなんとかなりそう。
(注意)
絵画、制作、運動、実はペーパーも、一番大切なのは(コツは)「指示をよく聞く」ということでしょう。ちなみに、この点も経験である程度は身につくような気もします。
行動観察。こればっかりはよく分かりませんでした。
ただ、この分野を磨くことで、なにかチャンスにはなりそう、だとは感じました。
入試まで半年を切り、行動観察の授業を体験する。
そんなふうに思ったのが、春すぎでした。とりあえず、体験に参加します。
実は、今まで、友達とも積極的に会話するタイプだとばかり思っていた我が子ですが、なんと行動観察の授業では、小さい声で、たまに発言するだけでした。
これには驚きました。
知らない友達、しかも、(ある意味でガツガツとした)受験生の中で、そしてピリピリとした雰囲気の中で、与えられた指示に対して、非常に短い時間の中で、友達と協力して成果をだすと
これって、実は子供にとっては、すごく特殊な環境、特殊な行動、だったようです。
ただ、体験の1時間の間、我が子はすごく頑張っていました。
本当に、すごく頑張っていました。
そして、思いました。
この分野を伸ばしてあげたい、と。
そして、小学校受験とは関係なしに、この分野はきっと我が子にとってなにかプラスになりそうだ、と。
「行動観察」クラス受講開始1~2か月後に効果が出始める。
そんなわけで、すぐに正式に講座を申し込みました。1~2か月もすると、声もだいぶ大きくなり始め、また活動中の動きも自然になってきました。
いろいろな要因があったと思っています。
- 「行動観察」という試験分野の一連の流れに慣れた。
- 講座の最後の先生の好評で、少しづつ名指しで評価されるようになった
- 通っていた幼児教室の行動観察クラスが良かった。
あとは、この分野を伸ばしていくだけです。
ちなみに、伸ばすといっても、リーダータイプに育てたいわけではありません。
(すべての小学校で、またその小学校で合格者全員がリーダータイプというわけでもないでしょうし。)
集団の中で、一生懸命に活動する我が子を冷静にみて、出来るだけ、我が子の良さ・個性を親として感じ取り、その持ち味を伸ばしてあげたいと思っていました。
実は、ある程度、「行動観察」に慣れてきたタイミングで、もうこのクラスを受講するのはやめて、他の分野に切り替えていこうかなと思った時期もありました。
ただ、自分のとった行動や発言を誉めてもらい、すごく嬉しがっている子供、そして毎回の受講を楽しみにしている子供をみて、このまま最後まで受講を続けてもいいかな、と思いました。
「行動観察」分野、いつから受講したほうがいいの?
年中から始めてしまうと、なんだか型にハマったリーダータイプが作られてしまうような危険を、個人的には感じます。これって、個性的ではないですよね。
しかも、面白みがないです。
かといって、年長の夏からはじめてみて、実は行動観察が不得意だった、と気づいても遅いでしょう。
そんなわけで、年長の春ぐらいからでも十分かなと思います。
とりあえず始めてみて、不要だと感じたら、そこで(安心して)やめていいですし、ちょっと強化したいな、と思ったら、続けてみればいいし。
あと、年長の夏から始めた場合の懸念として、おそらく受験直前ということで、まわりがすごくピリピリしだすと思うんですよね。
そういう中で、個性を模索するよりは、もう一歩早い段階で、時間的にも余裕をもって開始されるのがよいかなと思います。
気が向いたら、また行動観察ネタについても記事を書きたいと思っています。
いったん、おしまい。
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