ペーパー対策に「公文」や「そろばん」は必要?
あくまでも、私の経験からの答えになりますが、ずばり「不要」です。というのも、特に、一般に「数(かず)」分野で小学校受験で求めらているのは、10以下、多くても20以下ぐらいの、非常に簡単な数の計算程度です。
しかも、小学校受験の数分野は回答が特殊で、答えを数で書くのではなく、〇で数を表現する程度です。
私のまわりでは、もともと小学校受験を意識されているような家庭の方で、「公文」や「そろばん」も習っているというような家庭はほぼありませんでした。
ただ、年中や年長ぐらいになって、ここ最近になって小学校受験に参加されるような方(我が家はこちらです)の場合、既に習い事として「公文」や「そろばん」を習われている方は少なくはない印象です。
「不要」だけど「有益」だよ、という話。
さて、「不要」とは書きましたが、実は「有益」です。
小学校受験のために、新たに習い始める必要はないと思いますが、実は有効だと思います。
足し算、引き算、掛け算、割り算、非常に小さい数ですが、これらの四則演算が自由にできると、実は有益です。
まあ、すごく有益とまではいきませんが、できたほうが、できないよりもいい、といったレベルでしょうか。
それと、「公文」や「そろばん」で先取り学習をしていたり、計算が得意な子供は、一般的に頭の回転がよい、という印象を持ちました。
結果、数分野以外のペーパー問題にもうまく取り組めていたように思えます。
ただし注意したいこと。
ただし「公文」や「そろばん」などで、いわゆる先取り学習をされていた方に、注意してほしいことがあります。それは、小学校受験の答え方になれる、ということ。
「公文」や「そろばん」では計算結果を「数」で書きます。
例えば、1 + 3 = 4、といったように、答えを数で「4」と書きます。
では、ここで小学校受験の問題の一例をだしてみましょう。
たろうくんはリンゴを1つもっていました。
たろうくんはおともだちのはなこちゃんからりんごを3こもらいました。
たろうんはいまなんこのりんごをもっていますか?
そのかずをしたのしかくに〇でかいてください。
どうですか?
「公文」や「そろばん」では解答欄に「4」とだけ書けばいいのに、小学校受験では解答欄に「〇〇〇〇」と、わざわざ書かないといけないのです。
数が小さいとまだいいのですが、数が大きくなってくると、〇の数を正しく書く、という別の課題がでてきます。
例えば、りんご2個とりんご8個で10個、という問題があったとして、10個の〇を書くことを想像してください。
頭の中で計算して、1、2、3、4...... と〇を書いていくことを想像してください。
口、または心の中では、9のつもりが、手で書いてる〇が8個だったりしませんか?!
「公文」や「そろばん」経験者はどうしたらいい?
では、どうしたらいいでしょうか?いくつか方法があると思います。
1.〇の数を正確には書けるように、なれる。
2.計算せずに、小学校受験の解き方を学習する。
お勧めは1です。
ただ、ただ、慣れてください。
最初のうちは〇の数が合わないこともあると思いますが、すぐになれると思います。
そして、2はできれば選択してほしくないです。もったいないです。
ただ、「見直し」という観点では、有益だと思いますので、小学校受験特有の解き方は学習しても無駄にはならないと思います。
今日はここまで。
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