筑波大学附属小学校の工作(制作巧緻性)の考査のポイントは?



我が家は、直前対策で、「こぐま会」と「わかぎり」に通いました。

そのどちらかで、裏話として聞かせてもらった話ですが。。。



筑波大学附属小学校の工作では、工作の仕上がり具合は評価されていない、という話でした。



例えば、ここ最近は粘土の制作物は出題されていませんが、制作時間5分で、「粘土で好きな動物をつくりなさい」という課題がでたとします。

この場合、5分後に完成した、または製作途中の、成果物は、ほとんどチェックされてない(評価されていない)だろう、という話でした。


え?

正直、衝撃的な話でした。


ただ、その次の話を聞くと、確かに納得できるものでした。







というのも、あれだけでの人数の受験生がいるため、流れ作業のように考査が進みます。

5分の試験時間が終わった後、受験生を教室から次の試験会場に移動させ、その後で全員分の制作物をいちいち確認して(評価)して、さらに道具などを後片付けした後で、ようやく次の受験生に教室に入ってもらう。。。。という流れをとるのだろうか?と。

多数の受験生がいるため、現実的には、制作中に、というか、制作中の様子を見て、ある程度の評価を実施してしまい、受験生が次の試験会場に移動した後は、次の受験生のために整理する程度しかしていないだろう、とのことでした。

これを裏付ける話として、ある受験生の話が紹介されていました。

次の試験会場への移動を指示された後、机の上にある粘土の制作物を、先生が、すぐさま壊していた、というのです。
次の受験生のために。


これは先日記事にした絵画にも当てはまると思いますが、完成形よりは、取り組み具合を重視しているのではないかと読み取れます。


さて、具体的には、指示を聞く態度だったり、すぐに取り掛かる姿勢、作業が終わった後の態度、など。
(もちろん、指示通りに完成できているかは大切でしょう。)

なかなか考えさせる話でした。


どうしても、より完成度の高いものを訓練しようとしてしまいがちで、またそれに向けて、子供を追い詰めてしまうこともあると聞きますが、実は大事なポイントは他にもあるかもしれない、ということです。

頑張ってください。






おしまい。



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