理科的常識、はじめて小学校受験に取り組んだときは、この分野はなんだろう?と不思議に思ったものです。
まあ、小学校の高学年で習い始める理科の初歩的な分野ですね。
さて、「理科的常識」という分野は、なかなか奥が深い分野です。
季節、自然現象、動物、植物など、身近な生活に関連する非常に多くの物事が出題範囲になります。
このうち、季節は一般的な小学校受験でも頻出分野ですし、生活に密着した分野でもありますので、取り組みしやすいです。
ただ、動物や植物になると、知識問題という側面もでてきて、真面目に100点満点を目指すと、結構、大変です。
また自然現象となると、理科の知識・経験も多少でてきます。
というわけで、季節を除くと、それなりに時間のかかる分野といえるでしょう。
ここで、「戦略」が必要となります。
1年前、私が受験を考えていた小学校の出題傾向を過去問で確認したところ、季節以外の出題回数は非常に少ないものでした。
そこで、我が家の作戦は、後回しにする、としました。
ペーパーや体操、絵画など、小学校受験では、年齢から考えると、非常に幅広い分野の学習が必要となります。
全ての分野で100点満点をとる必要まではありません。
(もちろん、時間と労力があるのならば、100点満点をとるのが一番いいですよ!)
というわけで、共働き&保育園での受験という我が家では、取捨選択が非常に重要です。
その結果、出題頻度の低い、理科的常識のうち特に動植物については最低限の学習に留めました。
(実際、子供の話を聞く限りでは、実際の本番試験でも出題された学校はなかったようです。結果オーライです。)
ただ、幼児教室の総合講座・パーパーなどで、一度間違えた問題だけは、実際の体験や体験、さらには図鑑などによって理解を深めることだけは意識しました。
せっかくの学習機会ですので、単なる答え合わせだけに終始せず、知識・経験として身につけさせてあげたい、という私の考えです。
さて、この分野ではいくつかの図鑑が役立ちました。
きせつの図鑑。
定番ですね。
小学校受験・ペーパー対策、「季節」問題を攻略する。
https://nenchou-ojyuken.blogspot.com/2020/01/blog-post_11.html
共働き&保育園の年長から始めた小学校受験。
https://nenchou-ojyuken.blogspot.com/2020/01/blog-post_11.html
共働き&保育園の年長から始めた小学校受験。
野菜と果物
こちらも定番です。
我が家では、小学校受験が終わり、小学1年生となった今でも、たまに本棚から引っ張り出してきて、パラパラとみています。
小学校受験・ペーパー対策、「季節」問題を攻略する。(その2)
https://nenchou-ojyuken.blogspot.com/2020/03/2.html
共働き&保育園の年長から始めた小学校受験。
https://nenchou-ojyuken.blogspot.com/2020/03/2.html
共働き&保育園の年長から始めた小学校受験。
一生の図鑑
動植物の図鑑として、非常に有益でした。
昆虫、動物、鳥、魚・水の生き物、植物、自然…一生にはドラマがある。一生を通して驚きのひみつを、迫力の写真で紹介。(Amazon紹介より)
小学校受験で出題されるような動植物であれば、たいていは一生の様子が分かる写真が並んでいます。
(例えば、おたまじゃくし→カエル、など)
私の意見では、本来であれば、自然と、普段の生活のなかで自分で発見・観察して欲しいところですが、小学校受験を考えるような都心の生活ではそれも難しいかと思います。
そんな時、ペーパー問題で、「これはこれ」というように、この幼児の時期に既に暗記に走るような学習をさせるのではなく、
自分の頭で、知識で、考えられるようになって欲しいと思っています。(本当は「経験」も加えたいところです。)
というわけで、「一生」がテーマというちょっと変わった図鑑ですが、まだ知識・経験の少ない子供にこそおすすめです。
おしまい。
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